Ayumu's I/O

ねだるな勝ち取れ、さすれば与えられん

‪42日経過 BEP治療 1、2コース目終了‬

2017年12月5日、治療開始から42日が経過しましたので、ここまでの治療の経過を綴ります。今後は1コース終了単位(21日スパン)で記事を公開していく予定です。

はじめに

2017年12月現在、性腺外胚細胞腫瘍(後腹膜原発)絨毛癌と闘病中です。確定診断当初の値や病状は、本ブログの次の記事をご覧ください。
aes256bit.hatenablog.com

現在の治療方法について

化学療法

現在の治療は、導入化学療法BEP治療と呼ばれるもので、抗がん剤であるブレオマイシン、エトポシド、シスプラチンを用いて21日間を1コースとして繰り返し行われる。ブレオマイシンは、1、8、15日目に筋肉注射で投与し、エトポシドとシスプラチンは、1-5日目に点滴で連続投与する。僕の場合は、これを手始めに3、4コース行なうこととなった。

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図1.BEP治療の投与スケジュール

副作用

BEP治療による副作用は、骨髄抑制や、脱毛、食欲不振、味覚障害、吐き気・嘔吐、倦怠感、口内炎、便秘、下痢、肝障害、腎障害、間質性肺炎、手足のしびれなど様々なものがある。すべてが現れるかというと、そうではなく体質によるところが大きい。
治療をしていて特に警戒されているのは、骨髄抑制である。下がり過ぎると、感染症を引き起こしやすくなったり、悪化しやすくなったりと治療の妨げとなるからだ。僕の場合は週に3回採血をして、血中の白血球や血小板などの数がどの程度下がっているかを確認している。

治療中の出来事

1コース目

1-5日目(10/25-10/30)

この間が抗がん剤を1番投入している期間で、ややツラい。点滴は10時間ほど入れっぱなしで、寝ることが乗り切る最善策だった。正直、3日目までは割と平気だったが、4日目からはシスプラチンによる倦怠感を感じはじめ、身体が重く怠かった。医学の発展もあって現在は副作用を抑える薬を同時に飲むため、映画やドラマのように吐いたりはしなかった。

6-21日目(10/31-11/14)

点滴直後は、骨髄抑制を警戒して白血球数を高める皮下注射を行なった。これによって注射直後は白血球数がとても多くなる。点滴シーズンが終わると、あとは右肩上がりになってゆく。難なく調子を取り戻し、入院前よりも元気なレベルまで回復した。ただ、点滴の間はずっと寝たきりであったため、筋肉がかなり落ちていた。
15日目、ついに抗がん剤の副作用である脱毛が始まった。抗がん剤がよく効いている証拠である。髪の毛を少し引っ張るだけで容易に5本程抜け、ドライヤーで乾かすとふわっと舞った。髪は伸びきっていたので、病院内の美容室で短髪にしてもらい、散らばる髪の毛に備えた。
この6-21日間は、骨髄抑制による免疫力の低下はなく、計2回外出外泊許可が下りた。病院食は薄味で煮付けや魚が中心なので、お家に帰って食べたいものを食べた。

2コース目

2‪2-27日目(11/15-11/20)‬

‪2回目の点滴シーズンを迎えたが、ほとんど寝て過ごしたため、難なくクリアといったところ。食欲を高める薬が処方されるようになり飲んだ結果、副作用の眠気がちょうどよく現れてよく眠れた。‬

28-42日目(11/21-12/5)‬

‪点滴を終えると食欲が戻り、52.5kgまで落ちていた体重も55kgまで回復した。その一方で抗がん剤の副作用である味覚の変化を感じ始め、特に塩の味があまり感じられなくなった。そして、この頃になると頭がスースーするほどハゲあがってしまった。なお、抗がん剤による脱毛は一時的なもので、抗がん剤の投与を終えてから1ヶ月から3ヶ月ほどでまた生えてくる。
‪2回目の白血球数を高める皮下注射のおかげもあってか、2コース目も骨髄抑制による白血球数などの減少はなく、計2回の外出外泊許可が下りた。‬

治療の進捗‬

‪2コース目の終わりに、腫瘍のサイズを確認すべく、造影剤ありのCTスキャンを行った。結果は良くもなく、悪くもないといったところで、肺に転移した腫瘍はやや縮小、後腹膜腫瘍は縮小というより細胞が死につつある状態らしい。もっとも、よく効いている場合は、転移した腫瘍がCT画像に映らなくなるほど縮小してたりするそうなのだが。‬
腫瘍マーカーの値は、下図の通り。当面の目標はこの値を陰性化すること。1コース目まではとても順調に減少しているが、やはり2コース目は腫瘍マーカーの減少がやや鈍化してきている。‬この現象は他の患者さんでもよく起こるようで、情報収集した限りでは6から3までに落とすのに3コース掛かったケースも見受けられた。
‪これらを踏まえ、BEP治療3コース目終了後に、より強い抗がん剤に切り替えることが決まった。説明は受けていないが、おそらく、1次救済化学療法TIP治療になるんじゃないかと予想している。‬

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図2.腫瘍マーカー(hCG)値の時系列変化